僕を壊したのは君だから。


そう思いながら苦しい胸を抑える。



「とにかく、誤解されるようなことは今後ぜったいにしないで。したら許さないから」


強い口調で言ったそばから、いいすぎを後悔し始める。


どんなに強がったって小心者な私だ。


朝比奈くんの反応が怖くて、おそるおそる見上げる。


すると、ちらりと琥珀の瞳が私を捉えた。



「はいはい。誤解はダメ、ね」


ため息をついた口元は、細い三日月に形を変える。



「……俺は宮岡さんとなら誤解されたいのになぁ、いっぱい。ね?」


「……っ」



ねぇ……いたずらにあたしの心臓を操るのはやめて。