頼んでみたら、一瞬目を見開いて、動揺に視線を泳がせて。 「う……うん」 恐る恐る俺の手を掴む心底恥ずかしそうな照れ顔。 俺を引き起こす一生懸命な顔。 なにそれ。 超かわいい。 「どうもありがとう、宮岡さん」 出会いっていうのは、そんなもん。