僕を壊したのは君だから。

……つーか、俺なんでこんなとこで一人で寝てんの?



「島田たちは?」


島田こと、島田陽太っていうのは俺の幼馴染。



そのほか5人でスケボやキャッチボールなんかで暇つぶししてたはずなんだけど。



「えっと……島田さんってどんな人?」


「同じクラスの、人懐こそうな茶髪の男子」


適当に答えると「あぁ」と頷いた。



お前適当だろって突っ込みかけたけど、本当にピンときたらしい。



「島田くんたちは見かけてないよ」



そういってあたりを見渡す宮岡さん。



……小動物系。


いやそんなことよりも。


「俺のスケボどこいった……?」


枕にしてたはずなのに。


起こさずに帰るなんて島田たち、薄情すぎない?



まぁいいや。



と、宮岡さんに片手を伸ばす。



「え?」



きょとんと首を傾げる宮岡さん。


察しが悪いな。


「起こして?」