SIDE 宮岡芙羽
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朝、飛び起きた私は、香田さんに昨日のでき事を聞いたんだ。
「信じられないほど酔ってたし、超だるかった」
「ご。ごめんなさい……」
まさか、朝比奈くんに毒を盛られるとは思ってなかった。
まずいと思ったあのジュースにはきっと何かとんでもない毒物が入っていたに違いない。
ただのお酒であんなに変になるわけがないんだから……!
「てかね、プレハブのときといい、岬に迷惑かけるのが趣味なの?」
「……う、違います」
「生き方考え直しなよ」
「……はい」
朝比奈くんのせいで生き方から叱られてしまった。
と、憤りつつも、昨日の記憶を呼び起こす……。
夢かもしれないけど……私、とんでもなく大胆なことを、朝比奈くんに言ったような気がするんだ。
『……朝比奈くんになりたい』
……って……っ。