僕を壊したのは君だから。

こっちの羞恥心さえ、朝比奈くんのおもちゃなんだ。


私の様子を確認した彼は肩を上げてぷっと笑ったんだから、最低だ。



「宮岡さん、自販機は俺と一緒に行こ?」



手を引いて歩く彼に、ただついていくしかできない。こんなの……。


さくさく踏みしめる足元の緑だけを視界に入れて、深呼吸を散々するけど、無理……。


無理だから、こっち見ないで。



「ねー、俺。女子をこんな真っ赤にしたのって宮岡さんが初めてだよ」



そういうこと言わないで。恥ずかしいにもほどがある。


さらに俯く私を愉しそうに眺めているんでしょうね。