時計の針が重なる前に



週末はあっという間にきた。

花梨は父の付き添いとしてパーティには参加する。


義母、義姉達も参加しているようだがあまりにも会場が広いため見つけるのも一苦労だろう。


周りを見渡せばテレビで見る顔がいくつもある。

花梨は毎度のことながら人の多さに酔いそうになる。


冬哉にあえるのではと思っていたのだが、この人の多さでは見ることさえ叶わないかもしれない。


父とともに行動していたのだが、どうやらはぐれてしまったようである。


知り合いも少ないし、どうしてよいのかわからなかったので庭に出て会場の熱気でほてった体を冷まそうと考え人気の少ないところにでたとき、誰かに肩を叩かれた。