時計の針が重なる前に



花梨はこのさい打ち明けようか悩んだ。

だが、ただでさえ多忙な父にこれ以上の悩みをふやすのは申し訳ない気がして


「パパ、私は大丈夫だよ。もう、大人だもん。ね?」

そう言うしかなかった。


「そうか…もし、何かあったら言うんだぞ。」


そういってくれる父がいる自分はまだ大丈夫だ、と思った。

そして、パーティにどんな服を着ていこうかと考えて、胸を弾ませていた。