時計の針が重なる前に



予想外の返事に父の顔が即座に明るくなる。


「そうか!」


二人は他愛のない話をしながら食事をしていた。


すると、ふと父から予想外の言葉がでた。


「花梨……つらくないか?」

「へ?いきなりどうしたの?」

「パパは、仕事でほとんどいないしママも早くになくなってお前にはかなり寂しい思いもさせた。

でも、やっぱり家族がいた方が楽しいかと思って再婚したが逆に家事とか増えて花梨の負担が増えたんじゃないかってな」


花梨が大学生になったときだ。父が再婚したのは。
そのとき、義母はそこまで有名人ではなく義姉達はモデルをしてはなかった。
彼女達は父の力でもって仕事を得、それなりの人気を得た。

はじめは優しかったのだ。人気の比例して本性を現してきた。