時計の針が重なる前に




夏も終りにさしかかり秋のにおいが少しだけしてきた。

「花梨!久しぶりだなぁ!」

目の前でデレデレしてるのは他でもない花梨の父である。


海外で撮影のあと本当は休みのはずだったが、急な仕事で他県へ一週間ほど行っていたのだ。

よって、花梨にとっては約一ヶ月ぶりである。


「久しぶりってのも変だけど、元気そうならよかった。」

「おう!パパはいつだって元気だぞ!

そうだ!花梨にはお土産をたくさん買ってきたんだ!家に帰ってからのお楽しみだが」

今は、外でご飯を食べている。


「あ、そうだ、花梨。今週末空いているか?」

「空いてるけどどうして?」


すると、父が白いきれいな封筒を渡してきた。


中を開けると、何かのパーティへの招待状だった。
おそらく、多くの有名人が集まる大きなパーティだろう。