「ガラスの靴とか、一般ピーポーがやったら終わりのパターンね
でも、上崎 冬哉だとそれも様になるよねぇ。」
「もう、誰にも言わないでよ…」
「言わないわよー!花梨の大切な思い出を誰かに話したりはしない!
その分、みんなのぶんもからかってあげる!」
「丁重にお断りします…」
今まで浮いた話のない花梨の初めてのそういった話に優菜はうれしさを隠しきれなかった。
もちろん、おもしろがってもいるのだが…
「でも、上崎 冬哉がそこまでするってことは案外両思いだったりして~」
花梨がピタッととまる。
「へっ?」
「なーにとぼけた顔をしてんのよ!だから、誕生日祝ってくれたりしてくれるかんて、あんたに気があるのかもって話!」
花梨の体温が急上昇した。
「まって…それはないでしょ…うん
てか、私、冬哉さんは素敵な人とは思うけど…恋とかそういうんじゃ…」
慌てて言い訳する花梨をにたいして完璧なスマイルを浮かべた優菜は
「まあ、今はそういうことにしときましょ!
とりあえず、出かける前にりんごみたいに真っ赤な顔をどうにかしなよ笑」
花梨はそう言われてさらに真っ赤になった。

