時計の針が重なる前に


「嘘つかないで。家事とかあるんじゃないの?」

なおも、寧々は花梨をひき止める。

(どうせ、父と共演するイケメン俳優やらアイドルと会うのが目的のくせに)

花梨はそんなことを考えながら、きっと寧々をにらみ


「パパは私に頼んできたの。じゃ」

それだけ言って足早に家をでた。