「で、ガラス細工のほうにようとはなんじゃ?」
「彼女が誕生日なんです。そのプレゼントをと思いまして。」
そんな会話をよそに花梨は工房においてあったガラス細工に夢中だった。
「きれい…」
いくつもの色が折り重なって宇宙のような雰囲気をだしているものもあればブルーの濃淡を駆使して海を表現しているものもあった。
「ガラスでこんなにきれいなものがつくれるんですね!」
その言葉に叔父さんはうれしそうに笑った。
「まだまだ、未熟だよ。でも、私はこの仕事に誇りを持ってるからね。そう言ってもらえるとうれしいよ。」
「何か作って欲しいものはありますか?」
冬哉の問いに対して花梨は何がいいのかと考える。

