時計の針が重なる前に



いよいよ、当日が来た。

前日はドキドキのあまり寝れず朝から寝不足であった。
待ち合わせは優菜の家の近くにした。もし、義姉達に見られようなら何されるかわからないからだ。

「うぅ……緊張する…」

「大丈夫!今までで一番かわいいから!」

ピンクの花柄のワンピースに白のカーディガンをはおり、髪はアップにしてサイドをゆるくまいていた。

優菜とおしゃべりをすることで緊張をまぎらわしていると、ピコンとLINEの音がした。

「ついたみたい…」

「お?じゃあ、デート楽しんでおいで!」

優菜に背中をおされ外に出ると一台の車がとまっていた。
車の外で冬哉がたって待っていた。