時計の針が重なる前に


「朝からすればなんとかなるかなって笑笑立食だから個人に作るわけでもないし…」

花梨は苦笑しながらそう答えた。すると、

「私明日授業ひとつだし、手伝うよ」

友達の一人がそう申し出てくれた。すると、他のみんなも手伝うと言いだしてくれた。そして、今集まってるみんなで食事の用意もすることになったのだ。みんなの優しさに花梨は涙が出そうなのをぐっとこらえた。やはり持つべきは友達なのだと実感した。


「みんな、ほんとにありがとう。無事終わったらご飯おごるね!」

花梨の言葉に誠也はいち早く反応した。

「うお!まじ?じゃ超高級イタリアンで!」

「あんたが、そんなとこ行ったら迷惑でしょ!まあ、秒で追い出されるでしょうけど」

優菜の言葉に反論しようとする誠也を周りがとめてパーティの準備はスタートした。