時計の針が重なる前に

京子達が仕事に向かった瞬間、携帯をもって自分の部屋に入った。

プルルルル……プルル

『はぁい、花梨どーしたの?』

「優菜!ちょっと、助けてほしいの!」

花梨は友達の優菜に電話をかけた。

『もしかしてまた、例の方々の無茶ぶり~?』

優菜には京子達のあくぎょ……八つ当たりをいつも聞いてもらっている頼れる友人である。

「そうなの!さすが、よくわかってる。ねぇ、とりあえず家に来てくれない?詳しいことはそこで話すから…」

『了解!その様子だと他のみんなにも電話するんでしょ?私も手伝うよー』

いくつか言葉を交わしたあと優菜の申し出に感謝しながら電話をきった。そして、他の友達にも電話をかけた。