時計の針が重なる前に


花梨は思わず持っていた食器を落としそうになった。

「1日で、ですか?」

「あら、パーティは夜の12時から朝までと考えているわ。だから2日もあるじゃない。それにあなたの大学なんかにくらべたらこっちのパーティの方が何倍も大切だわ。大学は休んででも準備は完璧によろしくね。」

とんでもない話に花梨の目の前は真っ暗になった。はたして、たった2日で何百人もの食事からなにまでできるのだろうか…

「それほんと!?お母様!」

そんな、花梨の気持ちはお構いなしに甘ったるく声をだしたのは寧々だった。