時計の針が重なる前に



「はぁ、あの人のおちょこちょいはなんなんだろうねぇ。娘の花梨ちゃんはこんなにしっかりしてるのに」

と、盛大にため息をつく貝原に花梨は、よろしくお願いします。と靴のはいった紙袋をわたす。そのまま、帰ろうかすると

「お!?そこにいるのは隼人(はやと)のかわいいお嬢さんじゃないか!」

「あ…島崎さん。お久しぶりです。」

父の同期の島崎が話しかけてきた。