細い指で拭ってくれて伝った跡にキスを落としてくれる。
唇に欲しくて顔を上げたのに……
「今日、出そっか?」って優しい笑顔。
「いいの…?こんな俺で」
「私がヒロに惚れてるの知ってるでしょ?」
「それは俺だって……っ」
惚れてるよ!って言いたかったのに人差し指で遮られた。
「2人の欄は後で書こう?」
あ……その前にもしや……膨らみをチラ見してしまう。
「大丈夫?疲れてない?」
「うん……したい」
言ってるそばから頬が赤らんでる。
言わせないでよ……て顔。
その姿でツンツンしないで?
可愛くてしょうがない。
「あっ!そしたら今日が結婚記念日になるけど?」
焦らしてごめんね?
もう少し苛つかせてみたい…て思っちゃう。
「うん……ヒロの顔見たらタイミングとか日付とかどうでもよくなった。今日、出したくなった」
「俺はいつでもオッケーだよ?」
「うん、でも待って……」って焦らし返し。
「え、まさかもう怖気づいたの…?」
本当は疲れてるはずなのに……
どうしてこうも綺麗なのか……
妖艶な眼差しに未だまんまと惹き寄せられる。
違う、と首を振る。
「出しに行く前に…ヘトヘトになりたくない?」
「えっ!?」
「いつもより激しく…愛し合いたくない?」
「で、でもそれじゃ…役所に行けなくなるよ…?」
「行く……絶対に行く!でもするのが先……だから脱がして?」
俺の手を取りスカートに持っていく。
スーツ、シワになるといけないもんね?
ヘトヘトって……かなりハードなやつってことだよな?
落ちたスカートをまた隣に掛けてストッキングも脱がせていく。
ブラウスと下着だけになったらそれはそれでヤバくて……
途中まで外していたボタンも全部外しちゃった。
足の間に入ってきて俺の足を広げていく。
あの瞳と指先で煽り始める。
「そんなに俺が欲しいの…?」
つい煽り返しちゃうんだけど全然勝てない。
「激しいの出来る?」ってその顔で聞くのズルい。
男心に火をつけるの上手いよね。
「うん、出来る」

