「あれ?今月夜勤続くんだね?しかも明日から…」
シフト表が出れば真っ先に見してくれてリビングにも貼ってくれてる。
でも急な変更があったらしい。
本人はアプリで管理してるみたい。
変則2交替勤務…?
夜勤は月に8回程度で連休は1〜2回ってとこかな、今のところ。
でもナースはカレンダー通りではない。
俺との休みはまるで被んないんだよね。
もう1年以上そんな感じ。
グスン……どこにも行けてない。
デート出来てない。
日曜はたまに夜勤明けになることがあるけどさすがにその日は休ませないとね。
だから仮眠取らせた後はマッサージしてあげんの。
で、本気の寝落ちさせてあげたらめちゃくちゃ達成感。
「うん、今月はちょっと研修で何人か抜けるし…1人は風邪でダウンしちゃって」
そっか、もう奈那も教える立場なんだよね。
すっかり新人ナースじゃなくなったんだ。
お風呂あがり、乾かした髪を束ねて携帯を操作してる横顔。
オーバーサイズのTシャツから素足が見えてる。
「寂しいの?」
チラッとこっちを見ながら聞いてきた。
幸い明日は仕事だけど夜は1人だとやっぱりまだ寂しいよ?
奈那の体温を感じない日は落ち着かない。
「そりゃ…ね」
あ、なでなでされた。
ヤバい、その格好で横に来られたら目のやり場に困る。
下着……見えそう。
束ねてた髪を解いた奈那はテーブルに携帯を置いた。
少し離れてソファーに座ってたのに、なでなでするから隣に来ちゃってその手を膝の上につくんだもん。
自然と目が合っちゃう。
「じゃあさ、やり溜め……する?」
「なっ…!や、やり?やり…溜め!?」
「明日は夜勤だからそんな早くないし…ヒロもそのつもりだったんでしょ?」
「いや、俺は……その、疲れとか溜めちゃうといけないし…ゆっくり休んでほしい…というか」
嗚呼……もう上に座られちゃった。
もうお見通しなんだよね…?
そうです、今言ったことは全部反対のこと。
「ふーん、それ本音…?」
ヤバい……この視線に耐えれそうもない。
どうしよう……どうしようじゃないよ!!
見透かされてんだよ!!

