触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜





「ヒロ…?身体冷えちゃう」




「あ、ごめん…!」




慌てて足をなぞる。
絶対顔上げれない…!
目を合わせずに立ち上がったら
俺の方が壁側にされて押し倒された。
待って…!本当ヤバいから。




クスッと笑って余裕あるの奈那だけだよ?
もう唇がくっつきそう……




「お尻は…?」




この状態で!?
ねぇ、当たっちゃうから。
それ以上触れないで?
また俺の手を取り持っていく。




「いつもしつこく触ってくるのに洗ってくれないの…?」




「いや、でも…」




「変な気になっちゃう?」




「うん……さすがに」




素直に認めたらスッと身体を離してくれた。
シャワーを出してついてる泡を流してくれる。
巻いてたタオルも濡れてしまい、反応したままだから慌てて隠す。




クスクス笑う奈那自身も洗い流し、一緒に出た。
髪を拭いてあげてたら自然と目が合って……




「結婚したら……お風呂で最後までしようね?」




「う、うん」




沈まれ、俺の心臓…!俺の息子…!
もう全然敵いっこない。
ドライヤーを当ててても唇突き出してキスをせがむんだ。
手を止めて応えたら嬉しそうに笑う。




ヤバい……俺、幸せだぞ。
楽しくて仕方ない。
眠そうに食べてる姿にハラハラして隣に座る。
肩を貸せばそのままお眠に……可愛い。




そっとベットまで運ぶのも日常茶飯事。
今まで全然出来なかった家事が段々と出来るようになってきて。
やり始めるとなかなか奥深くて、奈那が喜んでくれるたびに頑張れる。
ていうか、その笑顔見たさに心が動いちゃうんだよ。







「え、コレ美味しい…!」




ちょっとしたおかずを褒めてくれて嬉しい。
テレビでやってて簡単そうだったから作ってみました。




で、その度に真剣な顔して。




「ねぇ、結婚しようか」って言う。
俺をお嫁にしたいって。
コラコラ、俺まだ学生だっつーの。
缶チューハイ1本でほろ酔いしてる。
もう俺も20歳越えたから一緒に飲めるね。




ほっぺピンク色にしてさ、笑い上戸でさ。




「ねぇ、もう籍入れちゃおっか」ってまだ言ってる。
トロンとした目で言われてもねぇ…?
ちょっと絡んでくるのは可愛いけど。