「ていうか私がクセになってハマっちゃうから……もう当分ダメ」
こんな近くで言われてみろ。
我慢出来なくなるのわかってよ。
思わずキスしてホックを外してしまう。
「ダメ……本当に無理、もう無理」
全然力のない抵抗。
「ねぇ、ヒロ…無理だってば」
「優しくするから……煽る奈那が悪い」
隠してた手が降りてスルリと落ちていく下着。
「何でまだ出来るの…?本当ハマっちゃう……抜け出せなくなる……」
「ハマってよ……抜け出さなくていい」
ほんの少しの刺激で反応する……
敏感なまま……
「ちょっと待って……もっとゆっくり」
このまま夜が明けなければいいとさえ思った。
優しく愛しても……奈那が煽るから余裕なくなる。
「おかしくなっちゃう…」
目を見て言われたら堪んない……
優しく出来ないよ……
鳴いても鳴いても求めちゃうのは
奈那がまだ見たことない顔をするから……
耳元で「もう許して」なんて言うから……
下唇甘噛みして耐えてて……
あんなに喘いでヘトヘトなはずなのに
「動かないで」と下から攻め出すんだもん。
急にどうしたの…?回復したの…?
最後の最後で呆気なくいかされちゃった俺の髪を撫でる優しい手。
「一緒に暮らそっか」
頭の上ではっきりとそう聞こえてびっくりした。
「だ、大丈夫…かな?許してもらえるかな?」
俺まだ学生だし、奈那だってまだ働き出して間もないよ…?
「結婚する前の同棲にそんな反対するかな?」
そんなあっけらかんと言われても……
でも少なからずそういうところに救われても居る。
そして今まで本当に有言実行してきた奈那。
親父も涼子さんも自立する為の応援は惜しみなくするタイプだから結婚するまで支援はなし、妊娠はしない、という条件でOKが出た。
マ、マジか………本当に実現しちゃった。
今まで貯えていた貯金とバイトでギリギリだけど全てにおいて超プラス思考な奈那に引っ張られて邁進するのみ。
「いざ始まっちゃえば何とかなるもんだよ?」って笑ってる。

