どれだけの月日が経っても変わらない気持ちって存在するんだな。
日に日に増して濃くなっていく。
例えどんな強い風が吹こうと、決して揺るぎない想い。
あれからちゃんと大学生にもなって、たまに勉強教えてもらったりもするけど自分なりに前に進んでる。
18歳になったから取った普通免許。
そしたら私も!と夏休みを利用して必死に取るとこ相変わらず可愛い。
「そっちはどう?」ってニコニコしながら聞いてくる。
大学生活は慣れたよ。
毎度お馴染みのメンツだし、同じ学科で新しい友達も出来た。
e-sportsサークルに入ったって言ったら俺らしいってさ。
仕方ないじゃん、ゲーマーだもん。
どうせオタクです。
私も入ろうかな…とか言うから全力で阻止。
やめて、オタクの中に奈那なんかが入ったらどんな汚い目で見られるか。
周りの奴らがゲームどころじゃなくなる。
「良い人たちだったよー?あ、ほら、こんな人たち」
そう言って勧誘チラシを見せてくれた。
そこに載っていたサークルメンバーたち。
見た瞬間、唖然とした。
え……?俺たちのサークルとは桁違い。
めちゃくちゃイケてる人たちじゃん…!!
オタクっぽくない。
爽やかイケメンパラダイス………マジか。
いかんいかん…!!
尚更いかん…!!
絶対ダメ、入らないで!!
「でもその場で全員ボコボコにしちゃったんだよね…」
「えっ!?」
「あ、ゲームの話ね?強い人たちだと思ったんだけどな〜ヒロと対戦ばっかしてるからここの人たち弱過ぎて物足りなかった…」
寮と実家でこうして離れていても声出して笑わせてくれる。
久しぶりに泣き笑い。
見たかったな、その人たちをボコボコにしてるとこ。
しかも絶対真顔でしょ!?
「向こうも唖然…って感じだったよ?出直してきますって言ってた〜だから絶対そっちのサークルの方が強いと思うよ?ヒロが居るもん」
嗚呼………出た、エンジェルスマイル。
画面越しではなく直接見たかったけども。
前髪伸びた〜とか明日の講義は〜とか他愛もない会話が心地良い。
永遠に聞いていられる。
出来れば電話……切りたくない。

