「わかんないんだ…?」とクスクス笑う。
顎を持ち上げて誘う視線。
「もう我慢出来ない」
少し強引に重ねた唇。
触れてしまえば更に加速する。
本当は辛かった。
同じ空間に居て触れ合えないの。
何度も抱き締めそうになった。
何度も部屋に連れ込みそうになった。
そのたびに躊躇して。
やっと触れ合えた。
このキスが欲しかった。
この絡みで熱くなりたかった。
触れて欲しかった。
深く……深く……溺れたかった。
誘われるがまま脱がされるがまま……
激しく重ね合う。
やっぱりこの瞬間が好きだ。
離したくない。
早く……繋がりたい。
座った姿勢で上乗りされた状態。
「ヒロのが欲しいから……いい?」
「うん……」
小さな声で囁き……自らの手で繋がる。
押し殺しても漏れる吐息が更に煽って……
強く求めてしまう。
鳴かせてごめん……
怒らせちゃってごめんね……
ていうか怒らせた方が激しくて好き……
痙攣する身体を抱き寄せる。
まだ触れたら「ダメ…」とくねらせるところが可愛い。
ちょっかい出したくなるの許して。
「ちょっ……いった後だから敏感なの知ってるでしょ」
トーン落として阻止してくるけど力入ってないよ…?
だから押し倒しちゃう。
布団で身体隠さないで…?
スルスルと簡単に剥いだら今度は腕で隠すの…?
キスしたらその腕さえ退けれて露わになった膨らみに触れる。
「ダメって嫌がる奈那も好き…」
「変態……」
「本当にこれ……ダメ?」
弱い部分に刺激を与えるたびによがる。
色っぽい視線にわざと捕まりに行く。
手のひらで口元を隠すけど感じてるのもろバレだよ。
吐息が漏れてる。
「もう……ヤダ」
ウソ………欲しがってる瞳。
「ヤダじゃないでしょ?」
目で問い掛けたら唇を甘噛みする。
それ……誘ってるじゃん。
「やめていいの…?」
たまには強めに攻めさせて。
力のない手が膨らみに触れる俺の手に重なってきた。
「……………いで」
消え入りそうな声。
え?と聞き返す。
「やめないで………イジワル」
潤んだ瞳でそう言われたら止まらなくなるのわかってるところはあざとい。
「じゃあ、本当はして欲しい奈那も変態だよね…?」
最後まで攻めさせて。
襲われたいなんてウソ。
隙きを見て様子を伺っていた。
そんな俺はズルいかな?

