慣れた手つきで触れてくる。
いつでも大丈夫な状態なのに更に刺激してくるからキスで応戦。
早く……ひとつになりたい。




唇が離れたら吐息混じりにこう言うんだ。




「欲しいです……激しくていいから…ください」




こんなの反則だ……
優しく出来るはずがない……
激しく唇を重ね、ひとつになった。
絡み合う舌を受け入れながらも漏れる声。
必死に抑えてる姿が止めれなくする。




これが欲しかったの……?




教えて……?




「欲しかった…っ」




顔を歪ませながら首に手を回し俺を求める奈那。




ねぇ、壊していい……?




もう我慢出来そうにない……




「無理…っ!もう壊れてるってば…っ」




ダメダメ…と身体が仰け反る。
一番弱いのここでしょ?と攻め立てたら消え入りそうな声で「いく…」と果てていく。
ヤバい……クセになりそう。
乱れた前髪から覗く視線が色っぽい。
こうさせた時が一番の至福かも。




俺もいっていい……?




もうさっきからヤバくてずっと我慢してる……




「もうダメ……もう無理……」




前髪を直してあげたらまだあの瞳じゃん。
グッタリした身体をうつ伏せにする。
背中にいくつもキスを落として再びひとつになった。
後ろから肩を抱いたら下唇を甘噛みしたまま耐えてる。




顔が見えるように髪を寄せた。
このアングルかなり萌える。
横顔も綺麗だ。
つい我を忘れ一心不乱に……




「ヒロ…もう無理だよ……」




そう言われると……こっちも余裕なくなる。




壊れちゃう…って締め付けないで。
またいくの…?
おかしくなる…?
悶えてる姿が一番色っぽいよ……
あ……ヤバい…………




「奈那……いきそう……」




「そこ……ダメだってば…っ」




再び同時に果てた2人は重なったまま、どちらからともなくキスをする。
後ろからのキスも何だか興奮するね…?
グッタリしながらトロン…なんだもん。
綺麗と可愛いが共存してる。
つまり、女神。




あ、それ俺のTシャツ…!
また取られた。
仕方なく新しいの出すけど……




「ねぇ、奈那が新しいの着なよ」




俺が着てたのは申し訳ないっていうか。
ちょっと…!匂わないで?
お風呂入ってるけど奈那が誘ってきた時変な汗かいたかも。