早めに帰宅したのに……もぬけの殻!?
リビングのテーブルに置き手紙が。




“聡志さんと少しだけデートしてきます
出前は好きなの頼んでね”




ちゃんとお金も置いてあった。




「ははーん、ママの粋な計らいってやつ?2人きりにしてくれたみたいだよ?」




「えっ、そうなの!?早く帰ってきてねってそういうこと!?」




「じゃあ、シャワー浴びてくるね?汗かいちゃったし」




「あ、俺も後で…」




そう言うと手を握られた。




「一緒じゃダメなの?」




「えっ、でも……」




万が一帰ってきたらさすがにヤバいでしょ?
親父も一緒に居るんだよ!?




「大丈夫だよ、出前代2人分だもん…向こうは向こうで食べて来るでしょ」




「親父、変に思わないかな?」




「ママが上手く誤魔化してくれてるんじゃない?ていうか、入りたくないの?一緒に」




「あ、入ります入ります…!」




クスッと笑われてついて来たけど、脱衣場でこっち向くから心臓飛び跳ねる。
え、なに…!?
人差し指で俺の服なぞらないで……反応しちゃう。




「ヒロが脱がせてよ」




「えっ!?」




「早くシャワー浴びたいから脱がせて」




「う、うん…」




大丈夫か!?
めちゃくちゃドキドキしてる。
ずっと触れたくて……昨日まで気が気でなかったのに。
今は目の前に居て……服脱がしてる。
時々合う視線は優しくて……
いいよ、って言ってくれてる気がした。




羽織っていたデニムジャケットを脱がせて、次はスカート。
ウエストのリボンを解いたらそのまましゃがんだ。
脱がせたいけど……ごめん。
少しだけ足に触れさせて。




優しい眼差しのまま髪を撫でてくれた。
ドキドキしてヤバいけど込み上げる想いが上回る。
スカートをめくり、ももにキスした。
「ん……」と漏れる声で更に高ぶってしまう。




ここも……ここも……キスしたい。
ヤバい……抑えきれなくなる。
名前を呼ばれてハッとした。
うん……まだダメだよね。




スカートのファスナーに手をかけ脱がせた。
Tシャツだけの姿に隠しきれない欲望。
裾を掴んだら素直に両手を上げてくれる。
細くてしなやかな曲線。
背中から腰にかけてのラインがとにかく綺麗で思わず抱きしめてしまうほど。