触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜





その後もっと締め付けられて呆気なくいってしまった。
離れられない唇が何度も重なる。
荒い息のまま見つめ合って………




「ヒロ……私もここがどこなのかよくわかってないけど、すごい場所でしちゃったね?」




「そうなの…!?ハハハ…ヤバ」




少し狭めのロッカールームみたいな場所で俺たちは………
もう一度見つめ合って照れ笑い。
禁欲後ってかなりヤバいです。
ううん、奈那の煽りテクに溺れてるだけかも。




ブラを着けようと後ろに回す手を止めて俺が着けてあげる。
着けながらキスしたいだけなんだけど。
でもキスしながらだと上手く着けれないのも想定内で、仕方ないからまた膨らみに触れたら「もうダメ」って怒られるんだ。




ごめんね、わかっててやりました。
次はちゃんと着けるから。
3週間ぶりだもん。
少しでもイチャつきたいのが本音。
鼻同士のキスから深く絡み合うキス。




まだ2人きりで居ていい……?




もっとキスしてたい………










その後模擬店やサークルをいくつか見に行ったりして楽しいひと時を過ごした。




ヤバ……普通に学校でデートだ。
少し違和感と言えば私服なだけで、堂々と腕を組みながら学生っぽいデート。
一度はしてみたかったシチュエーション。
目一杯笑って本気で楽しんでる。




週末だからこのまま一緒に実家に帰る。
大学祭も終盤を迎え、お友達ともバイバイした後。
メインストリートに差し掛かったら言おうと思ってた。




「ここからは手繋いでいい?」




ずっと組んでくれてた華奢な腕が離れて
「いいよ」と笑顔が咲いた。
指を絡めながら歩き出す。
やっぱり最後までチラホラと周りの視線を奪ってたけどもう慣れてきてた。




最初に言ってた奈那の
「え、見せつければいいじゃん?1週間ぶりの再会、誰にも邪魔されたくない」ってセリフのまんまだな。
俺も今なら素直にそう思える。
ついでに狙ってくる野郎どもに彼氏持ちってことを認識させられたら。




「今日は出前頼むってさ」




「わ、ラッキー」




疲れてるだろうからって親父の計らい。
やっと聡志パパにも会える〜とか言ってる嬉しそうな顔も良いなって。
親父も張り切って仕事早めに切り上げて帰って来るってさ。