触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜





「ほら、くっつかないと出来ないじゃん」




そう言ってチュッと軽く唇が触れた。




ヤバい……ヤバ過ぎる再会。
恥ずかしいよ。
こんなキャンパスライフ憧れるけども!
うぅ……周りがザワついてるよ?
歩く時も自然と腕組んじゃうんですね。




「奈那…何かめっちゃ見られてる気が…」




「え、見せつければいいじゃん?1週間ぶりの再会、誰にも邪魔されたくない」




そ、それはそうだけど………
やっぱりキミはモテているわけで、
他の男たちの視線を自然と奪っているわけなんだよ?




そんなのお構いなしで
「あ、手繋ぐ方が良い?」なんて聞いてくる。
ううん、腕組みでもかなりドキドキしてるからこれ以上の密着はこっちがヤバい……色々と。




メインストリートを歩き進めて学舎に入っていく。




「えっ!奈那……誰!?その人」




うわ、こっちもめっちゃ見られてる…!
女子だらけでちょっと身構える。
綺麗なお姉さんばかり。
急に囲まれた。




「あ……えっと、ヒロです……私の彼氏」




「えーーー!!」




「可愛いでしょ?」っていつも紹介してくれるけど正直俺は格好良くなりたい。




「めっちゃイケメンじゃん」




「あ、あの、祐翔です……宜しくお願いします」




「え、めっちゃ可愛い〜緊張してる?」




うわ、群がってきた。
お姉さんたちの距離感っ…!!近い…!!
バッと腕を引き寄せ奈那が割り込んでくれた。




「私のだから」って嫉妬!?可愛い。




学舎内にあるカフェへ移動する。
物珍しいのか俺と奈那の前に座られてジロジロ見られてる気が……




奈那は抹茶フラッペを飲んでいる。




「本当、奈那…それ好きだよね」




生クリームが乗ってるやつ。
唇に付くから気になるんだけど。




「ん…」ってスプーンであーんされてもめっちゃ見られてるから恥ずかしい。
口元まで持ってくるからパクっと食べた。




「え、ラブラブじゃ〜ん!見せつけるよね〜」




耳まで真っ赤になるからそれも冷やかされるし。
可愛いって言われるし。
これは年下ならではの屈辱。




「2個下だよ」とサラッと言ってのけたのにお友達にはびっくりされた。
「えっ!高校生!?」って俺、見えないですかね?
大人っぽく見えてたんなら単に嬉しいけど。