触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜





キスで遮られて、そうは行くかと揉みながら外そうと応戦するものの呆気なくその手はベットに押し返されて指を絡めてきた。
両手を押さえつけられてる状態。




「なに、また縛られたいの?聞き分けないとこの手、きつく縛っちゃうよ?」




「うぅ……ごめんなさい」




クスッと笑う。




「今はじっとしてて……何も考えないでいいから…ただただ耐えてて」




嗚呼……ヤバいやつだ。
このスイッチの入り方は相当なのが来る。
身体がよじれるほど耐えても許してもらえないやつだ。
俺を見ながら攻め続ける手と舌は止まらない。




何度も天を仰ぐ。
ほとばしる汗。
握りしめるシーツ。
繰り返される寸止め。




ようやく触ることが許された。
プチッと外したホック……露わになった柔らかい膨らみ。
肩からすり落ちていく下着。
我慢の限界がきて思わず顔を埋めた。




「まだダメだよ……触るだけ」




えぇ………そんなぁ。
俺も攻めたい。
気持ち良くしてあげたい。
見上げた目は待てと言っている。
弱い部分に触れたら吐息漏らしてるくせに。




「ダメ…?」




「どうしたいの…?」




「奈那を…いかせたい」




「いかせられるの…?」




「うん……」




「へぇ、凄い自信だね」




「だからお願い…」




「えぇ…どうしようかな」




そう言いながらも擦りつけてきたりして攻めが続く。
あ……それダメだから。
思いきって押し倒し返した。
俺にだってドSのスイッチあるんだよ?




「次は俺の番だから」




すぐに理解してくれた奈那は何も言わずに横髪を撫でる。
少し乱暴にキスしちゃったかも知れない。
余裕ないのバレる……




「まだ俺に見せてない顔あんだろ…?」




自分の中からこんなセリフが出てくるなんて思いもしなかった。
言われた奈那はあの瞳のまま。




「あるよ……見せるかどうかはヒロ次第」




「いかせまくるから覚悟な?」




フッと互いに笑み浮かべて唇は重なった。
深く……激しく……覆い被さる。




余裕なんてねぇよ。
でもそっちにも与えない。
そんな隙ないくらい刻み込んでやる。
奈那の中に入って激しく果てるまで
何度だってその顔見せてよ。