堪らなくなって小さな肩に頭を預けた。
やり過ぎてるのはわかってる。
肩で息をするほど激しかったのも。
理性飛ぶとここまでなるんだ……
優しく髪を撫でられる。
冷静に戻るまでずっとその手は離れなかった。
「ハァ……好き過ぎてヤバいんだけど?」
唐突にそう言っても頭をポンポンしてくれる。
「右に同じだよ…」
たまに的外れな解答がツボ。
「よし、帰ろっか」
「うん」
今は2人だけの秘密が上書きされていく。
この秘密の共有こそが2人のバイブルなんだ。
日に日に濃くなる関係と現実との間で俺たちが出す答えはどんな形になるのか。
離れてみないとわからない。
それでも俺の気持ちは微動だにしないんだって証明してみせる。
2人きりの帰り道。
深く心に誓ったよ。
その日の夜、最初から奈那は大胆だった。
こんなに激しく求められたのは初めてかもしれない。
外であんなキスしておいてちょっとの間おあずけ食らってたもんね。
それは俺も同じだから奈那の方からこっそりベットに入って来てくれたのは嬉しかったけど。
装着した後やっぱり上になりたいと仰られて……言われるがままされるがまま悶絶しております。
ちょっと…激しいよ。
「まだいきたくない…」
「いってもまたすぐするくせに」
「あ、バレた…?」
クスッと笑って前に倒れてくれる。
深いキスを何度か繰り返してこのセリフ。
「今日はヒロのことめちゃくちゃにしていい?」
あ……今の動きヤバい。
もう疼いてる……キツい。
何……その殺し文句。
俺……何回ヤラれるの。
「毎回そうされてますけど…?」
「じゃ……今日はもっと…って意味」
その顔で言うの反則……
嗚呼……頭真っ白………
快楽しかない………
もう……ダメ………!!