触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜








「卒業旅行っ!?」




「うん、チカとマキと3人で女子旅…的な?進学したらあまり会えなくなるし」




うぅ………進学したらあまり会えなくなるのは俺もだよ。
でも3人は尚更だよね。




「いつ?どれくらい行くの?」




「えっと、2泊3日で行き先は……」




「行き先は…!?」




ジーッと見つめる。
この切羽詰まった感じ、重い男だと思われたくないけどめちゃくちゃ気になる。
女子旅と聞いて一応安心はしたが3日会えないだけでもう泣きそう…!
進学したら俺こそどうなるんだ!?




「…………………」





「え、ちょっと、何で何も言わないの?」




「えへへ、待ってるヒロの顔面白いから」




「決まってるなら早く言ってよ」




「国内か国外か迷ってて……」




「国内…!絶対に国内で…!!」




「え、グアムとか安いんだよ?」




「ダメ!絶対にダメ…!!水着とかなるじゃん!」




それでなくても日本人うじゃうじゃ居るのにナンパされまくりになる!却下!!




「ヒロ、痛い…」




「あ、ごめん」




勢い余って両腕掴んじゃってた。
日曜の休日。
朝から大きな声出しちゃった。
涼子さんも「どうしたの〜?」と起きてきてしまう。




「あ、すみません起こしちゃって」




「おはよう、いいのよ起きてたから」




「あ、ママおはよう、旅行の話だよ」




「あぁ、卒業旅行?決まった?」




クソっ、涼子さんには話し済みかよ。
いつもそうだ。




「グアムにしよっかな〜?」




チラチラ俺を見ながら言ってくる。
涼子さんにバレないよう首を横に振り却下。




「良いじゃん、グアム…!絶対良い思い出になるよ〜」




涼子さん…!!やめて…!!
あなたが最後の砦なのに…!!
慌てて割って入る。




「国内でもさ、めちゃくちゃ良いとこあるんじゃない!?ほら、もっと探してみようよ!」




携帯で検索かけたらいっぱい出てきて見せる。
吹き出す奈那は「必死か」とツッコんでくるけど悪いかよ。
こればっかりは全力で止めさせて頂くからなっ…!!