というわけで、
やって参りました初詣…!!
やっぱり家族全員で行くのが一番良いよな。
あの後すぐに両親は帰って来た。
親父、涼子さんを迎えに行ってたらしい。
ヤバ……直帰してたらかなり早めに帰って来てたかも。
仲良し夫婦で助かった。
こちらも同様、親父の方が惚れてるみたいだし?
そうなると、血は争えないってことだよな。
「ヒロ、おみくじひこうよ」って腕を引っ張り歩く姿がキュンとくる。
両親の前だから姉貴の顔してるけど不意打ちはズルいです。
皆、近場で済まそうとよく知り合いに遭遇する。
純太と宏介は男女グループで来てた。
ってお前らいつの間にか普通に女子と絡めるようになってんじゃん…!
陰キャラだったはずなのに…!
桜井さんも当然居るわけで。
涼子さんが声をかけてくる。
「祐翔くん、彼女とは行かないで良かったの?」
そうだ、涼子さんは俺が桜井さんと付き合ってると思い込んでるんだった。
「え、どれ?祐翔の彼女」
まさか親父まで…!!
ややこしいことになってきた…!!
「いや、あの…!えっと…」
奈那の前でもうウソつきたくないのに。
そう思った瞬間、腕を組んできた人。
「呼んだ?」って颯爽と現れた桜井さん。
最早ヒーローの登場の仕方。
「あけましておめでとうございます…!祐翔くんとお付き合いさせていただいてます、同じクラスの桜井ひよりです」
あちゃー、とうとう親父にまで挨拶させちゃった。
親父も信じきってデレデレしながら俺を宜しく…なんて言ってるし。
もう桜井さんをこんな扱いしたくないんだよ。
桜井さんの友達はポカーンとしてる。
純太たちはまたか、といった表情。
俺たちはあといくつウソを重ねなければならないのか。
良い人たち皆巻き込んで………
あっという間に話を合わせてくれている桜井さんに頭上がらないよ……
即効親父と仲良くなっちゃってるし。
楽しそうに話してる。

