触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜





「ちゃんと顔見てあけおめ言いたいんでしょ?どれだけ可愛いの……」




「あ……ちょっと……するんなら部屋行こうよ」




「ヤダ……部屋まで待てないもん」




もうすでに服の中に入れててお互い反応してる。
「ダメだよここじゃ…」って嫌がってないじゃん。
その顔欲しがってる………




「もう無理……ここで抱きたいよ」




大丈夫、ポケットに忍ばせてるから。
見せたら笑われた。
笑いながらおねだりをOKしてくれるキス。
徐々に深くなって、奈那の方から攻めてくる態勢。




「じゃあ、遠慮なくここで襲っちゃおうかな?」




この強気な瞳も大好きだ。
キスの仕方でわかる。
奈那のスイッチが入った瞬間。
抱き上げて膝の上に乗せる。
まだ寒いから服は着たままで下だけ脱いで……




舌と指だけで意識が遠のいちゃいそう……




ひとつになりたい……




目の前にいる小悪魔をめちゃくちゃにしたい……




壊してしまいたい……




激しく肌が合わさってブルッと震えた。
荒くなる息を整えながら、
もう無理なのわかってるくせに
熱いキスは止まらない。




「ストップ…!奈那…!もう動かないで…」




ハァハァ…と奈那も息が荒い。
そのまま崩れ落ちたのを抱き止める。
自分もとっくに限界なのに
「どうだ…参ったか」って可愛すぎ。
ぐったりもたれかかってるくせしてよく言うよ。
でもヤラれた………
奈那が主導権握ったら即ヤバだわ。




「もう…!また汗かいたじゃない…!」って笑い合う。




「先にシャワー浴びて?ここは俺が片しとくから」と先に行かせる。
あ……歩ける?と聞いたら無理だって。
可愛いなぁ、チクショウ。
ソファーに頭だけ預けてボーッとしてんだもん。
相当足にきてるみたいです。