触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜





「束縛してね…?あと、エッチなヒロも大歓迎…です」




「あのさ、その顔で言うの反則だから」




「ヒロにしか見せないからいいじゃん」




「本当マジで他の野郎に見せたら怒るからね?」




「え、怒られてみたいかも……彼氏としてでしょ?」




時折表情を歪ませながらドM発言。
あれ……ここ攻めたら奈那の吐息が漏れる。
それが可愛くて意地悪しちゃうの許してね…?




「怒られたいの…?ここ、攻められたいの…?」




大胆に漏れた声とくねらせる身体。
逆にこっちがヤバい……
ギュッて抱きついてきたらもう最後までいきたくなる。




「攻められたい…」って耳打ちされたらたまんないよ。
奈那は俺のスイッチをよく知ってる。
まんまと手のひらで転がされてるんだろうけど、それも悪くない。




その後さんざん頑張ったけど、
奈那の方がやっぱり一枚うわてで
攻められ返された。




「大好きだよ、祐翔」




それ、負けた後に言うのもズルい。
ついでに着替えた後だけど。
背中にキスマークをつけた。
ちょうどブラの紐で隠れるように。
そしたら奈那も腕の内側にそっとつけてくれた。
ヤベ、めちゃくちゃ嬉しいぞ。




消えて欲しくないな。




「消えたらまたつけてね」




「……同じこと思ってた」




「テレパシー?嬉しいね」




何て言うの…?愛おしい…?尊い…?
たまらなくなってまた抱きしめる。
それの繰り返しなんだと思う。




俺は何度も奈那に惚れ直して、
好きが止まらないんだ。




自分の部屋に戻って着替えてたら後ろからハグされて。
今の今まで隣の部屋で抱き合ってたのに。
甘え方まで可愛い。




急いでTシャツ着たら奈那の手が下に…っ!?
思わず腰が引けた。
顔だけ振り向くけど奈那の手は止まってくれなくて……




「次は…鍵閉めたよ?」




ひょっこりと覗き込むように俺を誘惑してくる。
完全に反応してます。