教室に戻り通知表を見て現実に戻される。
奈那のお陰で下がりはしなかったけどこのままじゃヤバいかもな。
奈那に対して肩並べれる成績になんて果たしてなれるもんなのか…?
「ねぇねぇ」と登場した桜井さん。
宏介も連れて何話すかと思えば。
「今日帰り早いじゃん?どうせ帰ったらラブラブするんでしょ?私たち、全力でそれを阻止することに決めました…!」
目がテン………
「はぁっ!?」
めっちゃ笑顔で怖いんですけど!?
宏介までも仲間なのか!?
お前はそっち側の人間じゃないはずだ!
何しれっと頷いてんだよ!
とにかく3人の笑顔の圧がスゴい………
「ダ、ダメだ……奈那…あ、姉貴は受験生だぞ」
しまった……間違って奈那と言ったのをスルーしてくれるはずもなく冷やかしの嵐だ。
行き地獄………
「奈那先輩なら大丈夫!いいよってさ、ハートマークつきで」
「えぇ!ウソ…!?」
LINEのやりとりを見せられガックリ肩を落とす。
本当だ………
(いいよー♡)ってあっさりOKしすぎでしょ。
俺との時間は…!?
今日早く終わるから涼子さん帰って来るまでずっと2人で居れると思ったのに。
「受験目前でも今日くらいならいいよって奈那先輩は神だね」
「ていうか第一志望余裕で合格ラインなんでしょ?」
「奈那先輩のナース服姿……ヤバいよな」
いつまで経ってもヨコシマな純太には脇腹肘てつの仕返し。
追いかけてきてもあっかんべーだ。
俺は今、非常に腹立たしい。
テンション下がりまくり。
グスン………あんまりだ。
奈那は平気なんだな………
「お邪魔しまーす!!」
何でこんなにテンションアゲアゲで邪魔しに来るんだよ。
制服のまま「いらっしゃい」って出迎えてくれるのは新鮮でイイけども。
でもそれは俺だけが味わいたかった…!
3年生は受験の為、他の学年より早く帰宅する。

