触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜






「ウッソ、あれ!?ヒロくん!?」




顔を上げたらそこに飲み物を持った桜井さんとその友達?(女の子)が立っていた。




「何だ、来てたんだ〜?あ、この子私の友達で他校だけど塾が同じなんだ」




「斉藤優里でーす」




「あ、どうも」と2人して頭を下げる。




「良かったら一緒に座る?」って奈那から言っちゃう!?
「え〜いいんですか?奈那先輩やっぱ神〜」とかすぐ調子乗っちゃうじゃん。
すかさず友達に俺らも紹介してくれる。




「で、彼は同じクラスの末永祐翔くんとお姉さんの末永奈那さん」




「えっ!?姉弟ですか!?見えない……てっきり付き合ってるのかと」




リアクションしづれぇ………
奈那もここは苦笑い。




「こら、ヒロくんは私の彼氏だっつーの」




グイッと腕を引っ張られ「ね?」と同意を求められる。




「ん………うん」




「そうなの!?じゃあやっと彼氏さんに会えた!塾でよく話してるけど写真なかなか見せてくれないから気になってて……な〜んだ、イケメンじゃん」




「へへへ〜まだ付き合いたてだけどね」





ヤバい……奈那の方見れない。
年上彼氏の設定とか飛んじゃってるよな。




「ていうかお姉さん綺麗過ぎ!姉弟で美男美女だ……」




「おい、そこは認めてるよ…」




怒りながら言う桜井さんは友達と笑い合ってる。
「そんなことないよ」って謙遜してるけど今は何を考えてるんだろう?
どこ受験するとかゲームが強いとか他愛もない話題が無限に出てくるおかげで気まずい空気にはならなかった。