結歌をどうやって連れ出そう。
ぐるぐる頭で考えてるうちに放課後になった。
狼義の幹部、湊、柚斗、晃輔の3人が準備室に集まった。
『宮澤結歌を狼義の姫にする』
「は!?」
何も知らない湊は声が裏返るほど驚いていた。
「やっぱそうだよな」
「なんか顔つきが違ったもんなー」
柚斗と晃輔はそんなことを言っている
『まあ、決定事項だけどいいよな?』
「いんじゃね?急すぎてビビったけど、お前が惚れるなんてよっぽどだしな。」
案外湊は飲み込みが早い。
フーー!!ヒューヒュー!!
後ろで騒いでるバカ2人はいいってことだろ。
『話はそれだけだ。そんじゃ』
3人はまだ騒いでるけど、なるべく手短に話を終えて準備室を後にした。
