わたしがそう言うと、姫ちゃんは少しだけ安心した表情を見せる。それからわたしも気になっていたことを聞いてきた。
「なあ、香りさんに聞いてもらいたい事がある」
「何?」
「この家に他の幽霊が居ないかどうか」
わたしは香りさんのほうを向くと、香りさんがあちら、こちらと見てまわる。
「大丈夫」
そう言うと香りさんはわたしに向かってVサインを見せた。
「香りさんってやっぱり他の幽霊も見えるの?わたしには香りさんしか見えないんだけど」
「わたしも千鳥が見えるものしか見えないよ」と香りさんはあっけらかんと言った。
「それじゃあ、香りさんは他の幽霊が見えないって事じゃない」
わたしがそう言うと、香りさんは顎に人差し指を当てて少し考え込む。
「そんな事はないと思うよ、だって、千鳥をはじめて見た時、千鳥は幽体だったじゃない」
なるほど!そっか、そうだよね。幽体だったわたしが見えたんだから他の幽体が見えてもおかしくないわけだ。
「なあ、香りさんに聞いてもらいたい事がある」
「何?」
「この家に他の幽霊が居ないかどうか」
わたしは香りさんのほうを向くと、香りさんがあちら、こちらと見てまわる。
「大丈夫」
そう言うと香りさんはわたしに向かってVサインを見せた。
「香りさんってやっぱり他の幽霊も見えるの?わたしには香りさんしか見えないんだけど」
「わたしも千鳥が見えるものしか見えないよ」と香りさんはあっけらかんと言った。
「それじゃあ、香りさんは他の幽霊が見えないって事じゃない」
わたしがそう言うと、香りさんは顎に人差し指を当てて少し考え込む。
「そんな事はないと思うよ、だって、千鳥をはじめて見た時、千鳥は幽体だったじゃない」
なるほど!そっか、そうだよね。幽体だったわたしが見えたんだから他の幽体が見えてもおかしくないわけだ。



