わたしは今すごく居心地が悪い。その理由は早見君の行動にある。ただでさえわたしは早見君の事が苦手なのに、その早見君が可笑しいのだ。
ちょくちょくこちらを見ては、何か言いたげなのだけれど、目が合えばお互いに視線を外してそっぽを向いたり、急に席を立ってこちらに来るのかと思えば顔を赤くするだけで、何も言わず教室を出ていく。ソワソワして落ち着きのない感じ。
何かわたしに話でもあるのかな。謝りたいのかな。それとも、まさか、わたしに惚れた?わたしは頭をブンブン振った。それはないな。あるわけない。そう思いつつ顔がほてるよー。
「あいつ、千鳥に用事があるんだな」
香りさんが納得した表情で独り言のように呟く。
「やっぱりそうだよね、何の用事なんだろう」
わたし小声で香りさんに尋ねた。香りさんはあっけらかんと「わからない」と吐き捨てた。
ちょくちょくこちらを見ては、何か言いたげなのだけれど、目が合えばお互いに視線を外してそっぽを向いたり、急に席を立ってこちらに来るのかと思えば顔を赤くするだけで、何も言わず教室を出ていく。ソワソワして落ち着きのない感じ。
何かわたしに話でもあるのかな。謝りたいのかな。それとも、まさか、わたしに惚れた?わたしは頭をブンブン振った。それはないな。あるわけない。そう思いつつ顔がほてるよー。
「あいつ、千鳥に用事があるんだな」
香りさんが納得した表情で独り言のように呟く。
「やっぱりそうだよね、何の用事なんだろう」
わたし小声で香りさんに尋ねた。香りさんはあっけらかんと「わからない」と吐き捨てた。



