この世界の人間を助けるのに意味はあるのか…?

自分から破滅への道を歩んできたと言うのに。


〜愚かなる存在達〜



俺達は人間達へ沢山のものを与えてきた。



美しい自然、生きるための知恵を、狩りのための武器や火を…

本当に沢山のものを、必要なものをあたえてきたつもりだった。



それをなんだこいつらは?



木々を切り倒し自然を蝕み



生きるために与えた知恵を、人間どうし騙しあうためにつかい


狩りをするために授けた武器や火は、他人を傷つけるために…


与えたものたちはその本来の意味を失ってしまった。


そのせいでこの世界はだんだんと壊れていった。


嘘、偽り、悪が入り混じる世界。


そんな世界に誰がした?


お前ら人間達だ。


この腐った世界には“真実”などあるのだろうか。


いや、すでに“真実”などと言う言葉すらないのかもしれないな。


この純粋な心などなくなってしまった世界には…


“愛”や“正義”と言う言葉もなくなってしまったのではないだろうか?