私を、好きでいてくれた人


小林くん、彼女欲しいんだ…。
そりゃそうだよね、私は彼女じゃないし。


そして私達は会計を済ましコンビニを出る。


少し前を歩く小林くんに私は口を開いた。


「小林くんさ…彼女欲しいのに私にかまってていいの?」


「えっ?」


振り向いた小林くんの隣に私は立った。


小林くんは少し考えたあと、口を開いた。


「まぁー…彼女は欲しいけど、かまってるっていうか、俺が友達になりたかったから早瀬と」


「……っ」


「先のことなんて分からないけど、今はこれでいいかなって思ってる」


「そっか……私も楽しいよ?小林くんといるの」


「えっ…?」


「あ…友達としてね?」


「バーカ、分かってるよ」


「だよね、ほら色々発見もあるし」


「発見?」


「そう、一年後の今頃には”小林勇人”の論文提出できるぐらいになろうかと」


「ぷっ…なんだそれっ」


「え?なんでいいじゃん」


「あははっ」


小林くんが、私の発言でそんな笑ってくれたの初めてで、私はなんだかそれが嬉しかった。


小林くんといると、私は元気づけられるけど…。


もしかしたら、小林くんもちょっとは同じ気持ちなのかな…。