私が君を避けるわけ

『閉館しまーす。お忘れもののないように
お帰りください』

もう終りか。

「なあなあ、最近調子どうだ?
俺は、模試があがんなくて焦ってる…」


「うーん。得意な英語が上がらなくなってきてて、しんどいなぁ」


「だよな。この時期って伸びるはずなのに
伸びないから落ち込むよなぁ」


なんて話をしてると、いつの間にか
家まできていた。

「わ!ごめん!家まで送ってもらっちゃって!」

「ほんとだ笑お前についていったら
ここまで来ちまった」

二人でおかしくて笑った。


「なあ、幸子って呼んでいいか?
友達なのにお前って呼ぶの、いやでさ」



心なしか緊張して見えた。


「え?いいけど?」


「ほんとか?ありがと!!」