すると樹は顔を真っ赤にしてうなだれた。


え？え？熱！？大丈夫かな？って大丈夫なわけないよね！


『樹大丈夫？どうしたのっ？』

あわあわしながら聞いたら、ぎゅっと抱きしめられた。




「そんな可愛い顔しちゃダメだろ...」

ちらっと私の顔を見ながらボソッと言った。

か、わいい？私が？そんなことあるわけないけど樹には言われると嬉しい。


『そんなことあるわけないけど、ありがとう！』

ニコッと笑って言った。


嬉しくて笑っていたから気づかなかった。


樹がさらに顔を赤くして、またボソッと何かを言ってた事に───




「だからその顔が可愛いんだっつーの.........」