そっと、神崎くんの手を取った。
すると満足そうに笑ってた。

その顔に胸がドキッと高鳴った。

え?ドキッ?なんだろうこの感覚。明日莉緒ちゃんに聞いてみよう!

「あ、そうだ。これから俺のことは樹って呼んでくれない?」

急にそんなことを言い出した。

『はへっ?』

うぅ、急に言われるから変な声が出ちゃった.........

神崎くんは肩を震わせてた。
もうっ急に言うからいけないんでしょう!

「ごめんごめん、でもお願い、ね?」

うぅ、そんな可愛い顔で言われたらそうするしかないじゃん.........