「このまま家に帰る?それとも.........
      俺と一緒に自由になる?」
手を差し出しながらこう言った。

“自由”それは私がずっと待っていた言葉。

でも、このまま何も言わずに出ていくの?文句とか、感謝とか、言わなくていいの?

そう考えていたら神崎くんは呆れたように笑って言った。

「俺が君の心ごと救ってあげる」





その言葉で私の時計が動き始めた────