桜姫と王姫(完結を間違えて押してしまいました💦)

『百合川さん』

私が声をかけるとビクッと体を揺らす。


「ごめん、こいつ母親に虐待されててさ」

滝本くんが百合川さんの頭をポンポンしながらおしえてくれた。


『私も、だよ。私も虐待されてた、お父さんに』


私のその言葉で百合川さんがばっと顔を上げる。

その表情は驚きしかなくて。

私は百合川さんに笑いかけて話した。


『私のお母さんは1年前に死んじゃって、その前からもされてたんだけどね?もっと酷くなった』

「具体的に……何されてたの?」


中島くんが恐る恐るといった様子で私に聞いてくる。

あんまり言いたくないんだけどなぁ。


『手を縛られて殴られたり、その状態でほっとかれてたり……カッターでお腹を切られたり……犯されたり……』