桜姫と王姫(完結を間違えて押してしまいました💦)

みんなそれを見て申し訳なさそうな顔をしてごめんね、という目をこちらに向ける。

私はそれに苦笑いを返すことしか出来なくて微妙な空気が流れる。


すると突然百合川さんが顔を上げて私をじっと見つめる。


「あんた、顔がいいからってうちの総長に媚び売ったわけ?」

『……え?』

百合川さんがキッと私を睨みつけてそう言った。

「みんなそう、地位と顔目当てで樹に近づくの。下っ端時代は信じようとしたけどもう無理」

すくっと立ち上がって私の頬をパンっと叩く。

「早くここから出てって!!」

「愛奈!」


樹が大きな声で怒鳴るけど、それにうろたえて後ろに1歩さがる百合川さんを私は見つめる事しかできない。