あ〜、やばい嬉しい。やばいやばい。

ニヤける。



あの子に会いたい。お礼を言って、告白したい。




いつか、いつかって先延ばしにしてた時に。


見てしまった。襲われてる所を。


あの子に会えないかと思って来た公園で、見てしまった。


『嫌っ離してください!誰か助けて!』


助けよう。そう思っても、あの子がツイッターで自分で体を売ったというのを聞いて体が動かなくなる。



でも、それでもいい。助けよう。






その判断が、正しくてよかった。


横にいるこの子が笑ってくれてるだけで嬉しい。


まだ拗ねてるけど。


『百合……変なこと言ってたらパーティーなしだよ?』


思わずクスッと笑ってしまう。



「樹様、着きました。」