*
「一番、阿南 忍(あなん しのぶ)。趣味は素手でのタイマン。…よろしく。」
なっ、何かめっちゃベタの来たんですけど。…大丈夫かこれ。
「ほら次、二番。」
また、直人先生が急かした。
*
「ほい次、14ね~。」
もうやる気を無くしたのか、直人先生は適当に流し始めた。
「14番、相良逢人です。えと…、テナーサックスが吹けます。よろしくお願いします。」
直人先生が、こっちを向いた。
「……来るか? ジャズバンド部。」
「は、入っても良いのならば……。」
すると、直人先生は微笑んで言った。
「んじゃ、決定。明日からテナー持ってきてね。」
直人先生、案外鬼畜なんだな…。
「ほいじゃ次、15ね。」
後ろの佐久間くんが立つ。
「15、佐久間…冬樹です。得意はアルトサックスです。…ヨロシクです。」
その佐久間くんのカタコト感に、やっぱりかと思う。
「佐久間はフランスから引っ越してきた。日本に来るのは初めてらしい。仲良くしてやれよ?」
え、初めてにしては日本語上手くない…?
「次~、16。」
直人先生は、また気だるげに流し始める。
「一番、阿南 忍(あなん しのぶ)。趣味は素手でのタイマン。…よろしく。」
なっ、何かめっちゃベタの来たんですけど。…大丈夫かこれ。
「ほら次、二番。」
また、直人先生が急かした。
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「ほい次、14ね~。」
もうやる気を無くしたのか、直人先生は適当に流し始めた。
「14番、相良逢人です。えと…、テナーサックスが吹けます。よろしくお願いします。」
直人先生が、こっちを向いた。
「……来るか? ジャズバンド部。」
「は、入っても良いのならば……。」
すると、直人先生は微笑んで言った。
「んじゃ、決定。明日からテナー持ってきてね。」
直人先生、案外鬼畜なんだな…。
「ほいじゃ次、15ね。」
後ろの佐久間くんが立つ。
「15、佐久間…冬樹です。得意はアルトサックスです。…ヨロシクです。」
その佐久間くんのカタコト感に、やっぱりかと思う。
「佐久間はフランスから引っ越してきた。日本に来るのは初めてらしい。仲良くしてやれよ?」
え、初めてにしては日本語上手くない…?
「次~、16。」
直人先生は、また気だるげに流し始める。