もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】






ハヅキがじっと私を見つめてる。



戸惑ったように、怖がるように



でもどこか、熱い瞳で。





「…さぁちゃん。俺のこと好きなの?」




「うん」




「…っ、」





顔を赤くしたハヅキが堪らないように視線を逸らす。




だけど、いつのまにかハヅキの手を握っていたはずの私の手は、逆にハヅキにきつく握りしめられていた。





「…ハヅキこそ、いい加減教えてよ」



「…何を…」



「言ってよ、好きだって」





おそるおそる、ハヅキが視線をあげる。




戸惑いがちに開かれた唇は、でもまたすぐにギュッと閉じる。








…あぁ、この人は





もしかして、すっごい不器用な人なんだ。