「さぁちゃんがキョーセーくんに、俺には絶対向けない笑顔を見せる度悔しくて 二人が抱き合ってんの見たとき、苦しくて死ぬかと思った。何回も思った、こんなことなら、会いにくるべきじゃなかった、間違えたって。 だからもう、離れようって。 今度こそ終わりにしようって…」 「勝手に終わらせないでよ」 私も起き上がる。 きつく自分の前髪をつかむハヅキの手をそっと握った。 「急に会いにきて、私の心の中いっぱいにして、 勝手にいなくなるなんて、ずるいよ…」